アン・ソンギ

1952年1月1日、大邱市生まれ。映画人の父親の関係で1957年『黄昏列車』でデビュー。『十代の反抗』(1959)でサンフランシスコ映画祭特別演技賞(子役)を受賞し、天才子役と称される。70作以上の作品に出演。学業を優先し15歳で映画界から離れる。韓国外国語大学ベトナム語学科卒業後、『兵士と娘たち』(1977)で復帰する。イ・ジャンホ監督『風吹く良き日』(1980)で大鐘賞新人賞を受賞し、以後イム・グォンテク、イ・ジャンホ、ぺ・チャンホ監督作品に主演し続け、1980年代韓国ニュー・ウェーブの精神的支柱として国際的評価を確立する。その演技力と50年に及ぶキャリア、誠実な人柄で絶大な信望を得て、「国民俳優」として敬愛されている。


代表作年表

  • 『黄昏列車』(1957)
  • 監督:キム・ギヨン
  • 『十代の反抗』(1959)
  • 監督:キム・ギヨン
    1960年 第4回サンフランシスコ国際映画祭ゴールデン特別賞(子役)、
    韓国文化情報省映画賞
  • 『下女』(1960)
  • 監督:キム・ギヨン
  • 『あの丘を越えて』(1960)
  • 監督:パク・ソンボク
  • 『お母さん安心して下さい』(1961)
  • 監督:キム・ファラン
  • 『母子草』(1962)
  • 監督:パク・ソンボク
  • 『兵士と娘たち』(1977)
  • 監督:キム・ギ
  • 『風吹く良き日』(1980)
  • 監督:イ・ジャンホ
    1980年 第19回大鐘賞映画祭・新人賞
  • 『曼陀羅』(1981)
  • 監督:イム・グォンテク
    1982年 第18回百想芸術大賞・男子最優秀演技賞
  • 『鉄人たち』(1982)
  • 監督:ぺ・チャンホ
    1982年 第21回大鐘賞映画祭・男優主演賞
  • 『霧の村』(1982)
  • 監督:ぺ・チャンホ
    1983年 第22回大鐘賞映画祭・男優主演賞、
    第19回百想芸術大賞・男子最優秀演技賞
  • 『赤道の花』(1983)
  • 監督:ぺ・チャンホ
    1984年 第20回百想芸術大賞・男子最優秀演技賞
  • 『鯨とり』(1984)
  • 監督:ぺ・チャンホ
  • 『ディープ・ブルー・ナイト』(1985)
  • 監督:ぺ・チャンホ
    1985年 第24回大鐘賞映画祭・男優主演賞、
    第21回百想芸術大賞・男子最優秀演技賞、
    韓国映画評論家協会賞・主演男優賞
  • 『誰が龍の爪を見たのか』(1991)
  • 監督:カン・ウソク
    1991年 第27回百想芸術大賞・男子最優秀演技賞、
    第29回大鐘賞映画祭・男子人気賞
  • 『ホワイトバッジ』(1992)
  • 監督:チョン・ジヨン
    1992年アジア・パシフィック映画祭・主演男優賞、
    第13回青龍映画賞・人気スター賞
  • 『トゥーカップス』(1993)
  • 監督:カン・ウソク
    1993年 第31回大鐘賞映画祭・男子人気賞、
    1994年 第32回大鐘賞映画祭・男優主演賞、
    第30回百想芸術大賞・男子最優秀演技賞
  • 『太白山脈』(1994)
  • 監督:イム・グォンテク
    1994年 第30回百想芸術大賞・大賞、
    第32回大鐘賞映画祭・男子人気賞
  • 『永遠なる帝国』(1995)
  • 監督:パク・チョンウォン
    1995年韓国映画評論協会賞・主演男優賞
  • 『祝祭』(1996)
  • 監督:イム・グォンテク
  • 『キリマンジャロ』(2000)
  • 監督:オ・スンウク
  • 『MUSA-武士-』(2001)
  • 監督:キム・ソンス
    2001年第22回青龍映画賞・助演男優賞
  • 『ピアノを弾く大統領』(2002)
  • 監督:チョン・マンベ
  • 『シルミド』(2003)
  • 監督:カン・ウソク
  • 『ARAHAN/アラハン』(2004)
  • 監督:リュ・スンワン
    2004年 第12回春史大賞映画祭・今年の功労賞
  • 『ラジオスター』(2006)
  • 監督:イ・ジュニク
    2006年 第27回青龍賞・男優主演賞、
    第26回韓国映画評論家協会賞・男子演技賞、
    2007年 第44回大鐘賞映画祭・男優主演賞、
    第30回黄金撮影賞・審査委員特別賞
  • 『光州5・18』(2007)
  • 監督:キム・ジフン
  • 『けがれなき愛/フェア・ラブ』(2009)
  • 監督:シン・ヨンシク
  • 『第7鉱区』(2011)
  • 監督:ユン・ジェギュン
    ※2011年夏、韓国にて公開予定
  • 他多数

監督からのコメント

イム・グォンテク監督の語るアン・ソンギ
「子役時代からよく知っていました。ふつうは子役で成長した後は忘れることが多いのに、彼は成人してからも映画で活躍しているのでよく覚えていたのですよ。自己管理がすごく徹底している人。だから自分の感情をおくびにも出さないです。いつも慎重に自己の世界を管理している演技者です。」

アン・ソンギ出演のイム・グォンテク監督作

『曼陀羅』(1981)
『墜落した子供たち』(1982)
『霧の村』(1982)
『太白山脈』(1994)
『祝祭』(1996)
『酔画仙』(2001/2002)

キム・テギュン監督の語るアン・ソンギ
(監督デビュー作である『パク・ポンゴン家出事件』(1996)について)
「探偵X役に一番最初に思い浮かんだのがソンギ兄貴でした。やはり最高の俳優さんですし、映画の持つトーンに一番合っていると思い、キャスティングしました。
初監督作で、どうやってフレーミングしていいのかもよく分からない。一体どうすればいいんだ…と、まごまごしているときに、ソンギ兄貴がすっとフレームの中に入ってくれたんです。一言も言わず、『ここだ、ここを撮るんだ』とヒントをくれたんですね。『ありがとう、兄貴!』と心の中で拝みました。みんなにそうなんですよ、だから尊敬されるんです。」
シン・ヨンシク監督の語るアン・ソンギ
(『けがれなき愛/フェア・ラブ』(2009)の撮影について)
「アン・ソンギ先輩とご一緒できるチャンスを失いたくないと思い、長文のメールを送りました。『アン・ソンギ先輩は俳優生活50周年を迎えられました。この先の新しい50周年を私の作品で幕を開けませんか。きっと楽しく演技をしていただけるような作品にします』と書きました。アン・ソンギ先輩はこの映画のために出資してくれる会社を紹介してくださったり、本当にたくさんの努力をしていただき感謝しています。
アン・ソンギ先輩は映画界において象徴的な存在であり、どんな俳優でも尊敬する俳優です。」

抜粋元:アン・ソンギさん情報板
なにごとも自身の人格に収めていける人である。だから嘘がない。俳優が時代を人間を、代表しているということをアンさんはよくよく知っている。
今の私の映画の出発点がアン・ソンギさんだと言っても過言ではない。『鯨とり』や『ディープ・ブルー・ナイト』など、アン・ソンギさんの主演作を幼いころから見ながら映画への夢をはぐくんできた。
多くの方々が先輩を俳優アン・ソンギとして好きですが、立派な人格を感じてますます好きになります。
良い事も良くない事も先頭に立っていますが、自分の名誉よりいつも全体を考えています。先輩を見ているといつも「これが私に必要なことなんだ」と感じさせられます。
本当に尊敬する方です。先輩の映画を見ながら、俳優への夢をはぐくみ、先輩のようになりたいと思っている人のうちの一人です。
一度でいいから恋人役を演じてみたい。年齢差はあっても、そんな恋もあり得ますから。本当に是非ご一緒したいです。60年後も70年後も今の情熱を持ち続けてください。私たちもそ3の後を追いかけられるよう。
(軍入隊に際して)アン・ソンギ先輩に『2年間映画を撮るつもりで行って来い』と言われた。"アクション"の声がかかるとなんでもしたように、軍隊でもできると思う。
引用『デビュー50年、アン・ソンギに関する50の話―祝賀、記憶しておきたいコメント20』 記事提供:ムービーワーク 朝鮮日報日本語版
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